網膜剥離について

ボクシング選手の引退理由として名前を聞くことがあります

眼球の壁は3枚の膜(網膜、ぶどう膜、強膜)からできていますが、一番内側の網膜は眼球の中にあって、光や色に敏感な薄い膜状の組織です。
ちょうどカメラのフィルムのように、目で見たものが網膜の上に像を結び、脳が物の形を判断することができる仕組みに似ています。この網膜がぶどう膜からはがれてしまうと、その部分が見えなくなり、視野が狭くなったり、視力の低下が起こります。放っておくと失明にもつながる病気ですが、早めに手術すればかなり回復が見込めます。
飛蚊症や光視症、視野欠損などに気がついたら診療を受けましょう。
また眼底検査でも網膜の異常を見つけることができますから、定期的な検査はかかせません。